この記事は、私自身の乳がん治療・術後の経験に基づいて書いています。

2024年に乳がん告知を受け、現在はホルモン療法を続けている元フィットネストレーナーのsanaです。

この度、2026年2月に「ピンクリボンアドバイザー認定試験(初級)」に無事合格することができました。この記事では、当事者である私がなぜこの資格に挑戦したのか、そして学びがどのように治療生活に役立っているのかをお伝えします。

2月の空はまだ冷たいですが、私の心には温かな光が差し込みました。 昨年12月に受験した「ピンクリボンアドバイザー認定試験(初級)」。本日、無事に合格の通知を受け取ることができました!

乳がん告知から始まった、自分自身と向き合う1年半

2024年7月に乳がんの告知を受けてから、今日まで。 この合格は、私にとって単なる資格取得以上の、大きな意味を持つ一歩となりました。

2024年7月の告知と、10年にわたるホルモン療法

2024年の夏。あの日、時間が止まったような感覚を今でも鮮明に覚えています。 現在はホルモン療法を続けながら、今後10年という長いスパンでの経過観察が続いています。

「寛解(かんかい)」という目標に向かって日々を過ごす中で、副作用に戸惑ったり、ふとした瞬間に将来への不安がよぎることもあります。でも、その経験こそが「知識を深めたい」という強い原動力になりました。

「自分の体で起きていることを正しく知り、それを同じ不安の中にいる誰かのために役立てたい」 そんな思いが、私を突き動かしました。

元運動指導員の私が、あえて「今」学び直した理由

これまでフィットネストレーナーや介護予防運動指導員として、多くの方の健康をサポートしてきました。しかし、いざ自分が当事者になりホルモン療法が始まると、知っているはずの「運動」がこれほどまでに高く厚い壁に感じるとは思いませんでした。 副作用による関節の強張りや、思うように動かない体。そんな「サバイバーならではの悩み」に直面したからこそ、既存の知識を「乳がんケア」に特化させて再構築する必要があると感じたのです。

ピンクリボンアドバイザー初級合格!学びが「心の安定剤」に

ピンクリボンアドバイザーは、乳がんの正しい知識を持ち、検診の受診を促したり、罹患された方の悩みや不安に寄り添う存在です。学ぶ過程で得た知識は、自分自身の治療を前向きに捉えるための「心の安定剤」にもなりました。

2種類あるピンクリボンアドバイザー資格

ピンクリボンアドバイザーには、主催団体が異なる2種類の資格があります。

① 一般社団法人 乳房健康研究会(私が取得した資格)
② 認定NPO法人 J.POSH が実施する資格

私が保有しているのは①の資格であり、
こちらは合格率や受験者数などの統計データは公式に公開されていません。
出典:乳房健康研究会 公式サイト

【参考データ】過去に公開されていたJPOSH版ピンクリボンアドバイザー認定試験について

以下は、認定NPO法人JPOSHが過去に実施していた「ピンクリボンアドバイザー認定試験」に関する公開データです。
現在は公式サイト上から該当ページが削除されており、最新の実施状況は確認できませんが、当時は以下のような情報が公表されていました。

【参考データ】

  • 累計認定者数: 全国で延べ 30,000人以上(2024年時点)の「乳がんの正しい知識を持つサポーター」が誕生しています。
  • 初級の合格率: 例年 約90%前後。 ※高い合格率は「乳がんの基礎知識を広く正しく普及させる」という本資格の目的を反映しており、合格者は正確な知識を身につけた証として認められます。
  • 試験の主催: 一般社団法人 乳がん健康診断早期発見推進機構(認定NPO法人 J.POSH等と連携)

(出典:ピンクリボンアドバイザー認定試験 公式サイト 実施結果データより抜粋)
※現在は公式サイト上に該当ページが存在しません。

専門知識がもたらした「3つの安心」


試験勉強を通じて、特に以下の点が今の私(そして読者の皆さん)にとっての指針となりました。

術後の可動域回復

  • 術後の可動域回復への理解: なぜこのストレッチが必要なのか。解剖学的な根拠を改めて確認できたことで、リハビリの一つひとつに“意味”が生まれました。

リンパ浮腫の予防

  • リンパ浮腫の正しい予防法: 元フィットネストレーナーとして、負荷のかけ方の「安全なライン」を理論的に学べたことは大きな収穫でした。“怖いから動かさない”ではなく、“正しく動かす”という視点を持てるようになりました。

ホルモン療法中の体重管理

  • ホルモン療法中の体重管理: 代謝が落ちやすい時期だからこそ、無理な減量ではなく「筋肉量を維持する」ことが大切。知識として理解できたことで、日々の体調管理に迷いが減りました。

「学び」は、恐れに飲み込まれないための灯り

この資格は、誰かのためだけでなく、 “自分自身の心を守るための学び”でもあったと感じています。 治療中の不安や揺らぎの中で、知識は静かに背中を支えてくれる存在でした。

私が受験したのは、告知から 1年4か月後 のことでした。 心も体もまだ揺れやすい時期でしたが、学ぶことで「自分を取り戻す時間」が少しずつ増えていきました。 知識は、恐れを消すものではなく、恐れに飲み込まれないための灯りのようなものでした。

次の目標は12月の「中級」受験。活動の幅を広げたい

このピンクリボンアドバイザーの認定試験は年1回、12月の開催です。 初級を手にした今、私の視線はすでに次を見据えています。

今年(2026年)の12月には「中級」を受験します!

さらに専門的な知識を身につけ、もっと広い範囲で活動できるようになりたいと考えています。10年の経過観察期間を、ただ再発を恐れて過ごすのではなく、「誰かを支える力を蓄える10年」にしていきたい。それが今の私の目標です。

今後の「Lavender Bloom」で発信していくこと

このブログでは、私がこれまでのキャリアで培った「運動のプロとしての視点」と、現在進行形の「患者としての視点」を掛け合わせた情報を発信していきます。

  • 術後の胸周りを優しくほぐす、椅子に座ったままのストレッチ
  • ホルモン療法中のイライラや倦怠感を和らげる呼吸法
  • 介護予防の知見を活かした、一生自分の足で歩くための筋力維持 これらは、私自身が10年間の経過観察を乗り切るための「セルフケア」でもあります。

まとめ:同じ乳がん治療中の仲間へ、共に歩むメッセージ


乳がんと向き合っている仲間、そしてそれを支えるご家族の皆さん。 治療は長く、時に孤独な闘いに思えるかもしれません。でも、あなたは決して独りではありません。

私も同じ治療を続ける一人として、そしてピンクリボンアドバイザーとして、これからも正しい情報と温かなエールを発信し続けていきます。

「おめでとう」と言ってくれる家族や友人に感謝しつつ、今日からまた一歩ずつ進んでいきます。 一緒に、前を向いて歩んでいきましょう!

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

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